女性の肌の水分量を増やして保湿しているイメージ

化粧品カウンターで肌の水分量を診断されショックを受けたことはありませんか。
肌の水分量が減ると乾燥による小じわやたるみも加速し、顔に老化の影が感じられるように…。

そこで今回は、ハリと潤いのある肌をキープする為に、肌の水分量が減少する原因や予防対策、水分量を増やす方法をご紹介していきます。

肌の潤いと水分量の関係

水分イメージ~葉の上の朝露

肌の水分量が不足するとシワやたるみなどの原因になります。自分の肌の水分量や理想的な水分量を知り、肌を健やかに保つことが大切です。

肌の水分量が減るとどうなる?

肌の水分量が減るということは、まさに肌がしぼんでくようなイメージ。ツヤやハリがなくなり、しわ・たるみが目立つようになってきます。

アレルギーや紫外線にも敏感になり、シミ・ニキビが増える可能性も。肌の水分不足は、あらゆる肌トラブルの元凶だと言えるんですね。

鏡を見て、全体的にたるみが酷くなってきたと感じたらそれはお肌の水分量が減少している証拠です。

理想的な肌の水分量は?

健康的な肌の水分量は約20%から30%で、理想的な肌の水分量とは約40%が目安だと言われています。

皮膚の潤いを保つためには、皮脂・天然保湿因子・細胞間脂質が正常に働いている必要があります。さまざまな原因でこれらのバランスが崩れることで、肌の水分量は失われていくのです。

肌の水分量は日々変化する

肌の水分量は、チェッカーを使って簡単に計測することができます。しかし、季節などの環境、スキンケアの有無、ホルモンバランスなどによって日々変化するもの。

なるべく決まった時間と同じ条件のもと、こまめな計測をすることが重要です。

油分も大切

肌には水分だけでなく、油分も必要です。 肌の水分量と油分量のバランスは8対2が理想的

油分が多くなりすぎるとニキビの原因になりますが、少なすぎても乾燥を招く原因になります。そのため、適度な油分が肌には必要なのです。

インナードライとは

自分はどちらかというと肌がベタつきがちで乾燥肌ではない、と思っている人でも、肌の水分量が少ないことがあります。

これはいわゆるインナードライと呼ばれる状態。肌は水分が少ないと、肌を守ろうとする働きで皮脂を分泌します。

つまり、皮脂分泌が多い脂性肌だと思っていても、じつは原因は乾燥にあるのです。

肌が乾燥する原因

乾燥した土地

肌の水分量が失われる原因として、以下のようなことが考えられます。

加齢

肌の上で水分を保っているのは、およそ8割が細胞間脂質と呼ばれるもの。
肌にもともと存在するセラミドもこの細胞間脂質の一種です。

細胞間脂質は加齢とともに減っていくため、誰しも年齢を重ねると共に肌の水分量は失われていくことに。

細胞間脂質とは

細胞間脂質とは角質層(皮膚の一番上の層)の中に存在する細胞で、水分を間に挟み込み逃がさない働きをしています。水分保持力がとても強く、肌の水分量をキープするのにとても重要な働きを担っています。

細胞間脂質の代表的な成分はセラミド、コレステロール、遊離脂肪酸、硫酸コレステロール等。

日焼け

紫外線を浴びることで肌がダメージを受けると、傷を修復するだめに肌のターンオーバーが早まります。するとセラミドの生成が十分でないまま角質層が作られてしまい、バリア機能が弱まって肌の水分量も低下してしまうのです。

空気の乾燥

乾燥しがちな冬場や、夏でも常にエアコンの効いた部屋にいるなど、乾燥しやすい環境にいると、お肌の水分量が減少しやすくなります。

生活習慣の乱れ

偏った食生活や睡眠不足、喫煙、飲酒といった生活習慣の乱れは肌のターンオーバーを乱すため、肌に十分な栄養が運ばれなくなります。

ケアのしすぎや刺激

洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使い続けると、本来肌に必要な天然保湿因子や細胞間脂質まで洗い流してしまいます。

また、スキンケアのしすぎや擦りすぎ、肌を触るクセがあるなど、外部からの摩擦が刺激となってバリア機能を低下させ、水分量の低下を招く原因にもなるので要注意です。

お風呂の温度と入浴時間

熱い42度以上のお風呂に入ると、肌の水分が過剰に奪われます
また、15分以上の長風呂は肌の保湿成分が体の外に流れ出し、乾燥肌の原因となります。

肌の乾燥を予防するには、40℃程度のお湯に10分程度の入浴(汗をじんわりかく程度)がおすすめです。

また、肌荒れを防ぐためにも、石鹸を泡立て、擦らずなでるように体を洗い、刺激の強い一番風呂に入る際は、保湿効果の高い入浴剤や塩素を中和するビタミンCを含む柚子やみかんなどを入れ、肌へ刺激を和らげましょう。

肌の水分量を測定する方法

肌の水分量を測定できるスキンチェッカー

肌の水分量を測定するには、いくつかの方法があります。

化粧品カウンターの肌診断

百貨店やデパートに行きつけのお店やメーカーがあるなら、カウンターで水分量を測定してもらうことができます。水分量以外にも、シミ・しわの有無やキメの細かさなどさまざまなチェック項目があることがほとんど。

美容のプロにアドバイスを受けることができ、さらに自分の肌に合った化粧品も探してもらえるので一石二鳥です。

肌チェックアプリの活用

スマホで使えるアプリの中には、アタッチメントやカメラを使うことで水分量を測定できるものもあります。最初に付属品を購入する必要はあるものの、一度買えば継続的な測定が可能です。

データはすべてグラフ化され、過去から現在までの変化をチェックすることもできます。

スキンチェッカー

家庭用肌湿度計とも呼ばれ、自宅で簡単に水分量を測れます。
体温計と同じようなサイズ感で、ごくシンプルな設計のものが多いです。

肌の水分量を増やす方法

肌の乾燥を防ぐため洗顔後は早めに化粧水をつけます

それでは、自分でできる肌の水分量を増やす方法について見ていきましょう。

クレンジングのポイント

クレンジングは洗いすぎに注意が必要です。メイクはポイントメイクを先に落とし、よほど濃いメイクでない限りはミルクやジェルなど肌に優しいクレンジング料を使いましょう。

クレンジングのしすぎは必要以上にうるおいを落とす原因になるので要注意です。

洗顔のポイント

洗顔料はよく泡立て、肌を摩擦しないようにします。肌の水分量が低下しているときは洗浄力の強すぎるものではなく、植物由来の洗浄成分が配合されたものがおすすめ。

夜に洗顔料を使ったら、朝はぬるま湯洗顔だけでも十分です。
洗顔料を使った洗い過ぎは肌の水分量低下、乾燥につながります。

スキンケア

洗顔後はなるべく早く化粧水をつけましょう
時間が経つほど、肌の上から水分が蒸発してしまいます。

化粧水のあとは油分でしっかりとフタをします。
スキンケアはコットンよりも、手のひらで温めながら浸透させるのがおすすめ。

保湿効果が高いセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどを配合したものを使いましょう。

スペシャルケア

乾燥が気になる場合は、週に1度のローションパックがおすすめです。

コットン数枚に化粧水を浸し、乾燥の気になる部分にのせて10分ほど放置するだけ。
時間が長すぎると逆に乾燥を招くので注意しましょう。
スマホのタイマーを使うのがおすすめ。

生活習慣の改善

肌の水分量を増やすためには、体の内側からのケアも重要です。
肌を作る元になるたんぱく質やビタミン、ミネラルをしっかりと摂取できるよう、3食整った食事を心がけましょう。軽い運動をとりいれると、新陳代謝がさらに高まります。

また、美肌のためには十分な睡眠が欠かせません。睡眠不足は肌のターンオーバーを乱し、水分不足にもつながります。最低でも6時間の睡眠時間を確保し、質の高い眠りを意識してください。睡眠の質を下げる寝る前のスマホいじりはやめましょう。

肌の水分量を増やすために効果的な成分

日焼け後の肌に保湿成分の補給は欠かせません。

肌の水分量を増やすために、特に効果的な成分をご紹介します。

セラミド

肌の水分量を増やすために、最も効果的だと言われているのがセラミドです。

セラミドは細胞間脂質の4割を占める成分であり、セラミドを増やすことはそのまま肌の水分量アップにつながります。

セラミドは体内で作られますが、加齢やストレスなどのさまざまな原因でその量は低下してしまいます。規則正しい生活で肌のターンオーバーを正常化しつつ、セラミド入りの化粧品を使ってセラミドを補給してあげましょう。

>>>セラミドの保湿効果についてはこちらの記事も参考に

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は表皮の下の真皮に存在する保水に優れる成分。1gあたり1リットルの保水力があり、肌のハリや弾力をキープする大切な役割を果たしています。

ただしヒアルロン酸は分子が大きいため、化粧水やクリームーとして皮膚につけても真皮まで浸透させることはできません。

最近、低分子以下されたタイプの化粧品も登場していますが、それでも真皮迄は到達せず、角質層又は表面の保湿しかできません。

とはいえ、たとえ表面の保湿であっても、皮膚にうるおいを与えて保湿機能を高めることで美肌をサポートするとされています。

ライスパワー11

ライスパワーは香川県の酒造メーカー『勇心酒造』が「日本型バイオ」という独自の技術のもと生み出した成分です。

日本酒を作る発酵の過程で発見され、アミノ酸やペプチドなどをバランスよく含み、優れた保湿効果があります。肌の水分保持機能を改善する効果が認められており、医薬部外品の認可も受けています。

ライスパワー11はセラミドの生成を助けるため、セラミドを増やすことで肌の水分量のアップにつながります。

<まとめ>

肌の水分量が減少するのは年齢のせいだけではありません。洗顔や保湿ケア、生活習慣の改善など、お手入れ次第で十分に水分量アップが目指せます。

日々の継続が大切なスキンケアを改めて見直して、お肌の水分量をしっかりキープしていきましょう。