
日焼け止めは朝1回しか塗っていない、なんてことはありませんか?
それではせっかく塗っていても日焼け予防になっていないかも。
みんな意外にわかっていない適量や塗る順番など、効果的にUVカットするための正しい日焼け止めの塗り方についての情報をご紹介します。
正しく塗って、しっかり紫外線をブロックしていいきましょう。
目次
日焼け止めの適量は?

メイク下地の前に、日焼け止めを使っている方もいるかと思いますが、日焼け止めの適量を化粧品の注意書きを読み、確認してみたことはありますか?
ベタつきを気にして、自己判断で塗る量を決めている方も少なくないのではないでしょうか。
そもそもなぜ適量があるかというと、適量よりも少ないと、塗り残しができて紫外線をきちんとブロックできなかったり、量が少ないために、肌をこすり肌にダメージを与える原因にもなるからです。反対に多すぎてもベタつく原因となります。
日焼け止めは適量を守らないと、表記されているSPFとPAの値の効果が得られないことを覚えておきましょう。
日焼け止めの顔への塗り方

もっとも気になる顔の日焼け防止のために、1年中顔に日焼け止めを使っている方もいますよね。日焼け止めの「塗り方」について考えてみたことはありますか?
塗りムラが出ないようにする為の、コツやポイントを覚えておきましょう。
顔の塗り方の順番8ステップ
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出かける30分前には準備をしましょう。
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日焼け止めを塗る前には、肌をしっかり化粧水や乳液などで保湿します。
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日焼け止めの適量を、利き手と反対の手の甲に出します。(だいたい500円玉1枚位)
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日焼け止めを利き手の薬指で取り、おでこ、鼻、左右の頬、あごの5か所にのせます。
※薬指は力が入りにくいので肌への摩擦が少なく、小指よりも器用に動かせます。 -
顔にのせた日焼け止めを毛穴に沿ってのばしていきます。
- 眉間は下から上、おでこの広いところは中央からこめかみにかけて
- 鼻は上から下へ
- 頬は顔の中心から外へ
- あごは、上から下へ
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手についている日焼け止めを、そのまま耳の後ろに塗りましょう。
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首とデコルテにはやはり適量をとり、日焼け止めを塗ります。
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手のひら全体に日焼け止めを均等になじませます。
- 首は下から上へリフトアップするように
- 首の後ろは、首の横から後ろの中心に向かって
- デコルテは、中央から外に向かって
日焼け止めの体への塗り方

体へ日焼け止めを塗る時も、塗り残しのないように気をつけましょう。
足の甲に塗り忘れて、サンダルのストラップの跡がついてしまったとか、手の甲に塗り忘れて、リングの跡がついてしまったなどとなりませんように。
体の塗り方2ステップ
- 手に塗るときは、肩から手の指先まで、上から下へと伸ばしていきます。
※二の腕の内側、肩の後ろを忘れないように - 足に塗るときは、太ももから足の指先へと伸ばしていきます。
※膝の後ろ、足首を忘れないように
手に塗る時も、足に塗る時も、肘・膝の関節で日焼け止めを足しましょう。塗る面積が広いので、下に行くほど日焼け止めが少なくなり、効果が薄くなってしまいます。
日焼け止めは1年中必要?

日焼け止めは1年中塗りましょう。紫外線は、11月~2月は少なくなりますが、3月に入ると紫外線が多くなり始め、5月になると夏とほとんど同じ紫外線量となります。
曇りの日でも、晴れの日の70~80%の紫外線は降り注ぎ、雨でも30~40%は紫外線が届いています。今日は曇っていて、日が出ていないからと顔以外何も塗らないでいると、腕や手の甲が焼けていたということになりかねません。
>>>室内での日焼け対策についてはこちらの記事で解説しています
年間を通じて日焼け止めと付き合うコツ
日焼け止めを塗ることで、毛穴は塞がれます。特に顔への負担は気になりますよね。
肌荒れをしないためにも、顔用の日焼け止めを使い分けて、肌をいたわりましょう。
- 季節に応じて日焼け止めのSPF値やPA値を調整し、肌への負担を減らしましょう。
- 冬場はノンケミカルの肌に優しい日焼け止めに変えましょう。
>>>肌に優しい日焼け止めについてはこちらの記事で紹介しています
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日焼け止めの使い方のコツ

日焼け止めを使うときは、必ず保湿をしてからが鉄則です。特にケミカルの日焼け止めには、紫外線吸収剤という成分が入っており、この成分が肌の乾燥を引き起こします。
朝、メイクを始めるときは、面倒でも日焼け止めが顔になじんだのを確認してから、下地やファンデーションを塗りましょう。
慌ててメイクを続けると、せっかく塗った日焼け止めが下地やファンデによってよれたり、もろもろになったりします。そうなると、日焼け止めが塗られていない箇所が出てきて、日焼けの原因となるのでご注意を。
日焼け止めは、まんべんなく均等に塗ることが大切です。そのあとに、特に焼けやすい箇所、例えば顔だと鼻や頬骨、体だと首の後ろや肩、手の甲などには重ね塗りをしましょう。
日焼け止めはどのくらいの期間使えるの?
日焼け止めにも消費期限があるのでしょうか?、
日焼け止めは一般的に開封してから1年間で使い切ることが目安です。
もしもレジャー用の強めの日焼け止めが残っていたとしても、去年のであれば酸化している可能性が非常に高いので、使わないことをオススメします。
蓋の周りについている日焼け止めの色が、少しでも黄色がかっていたら、それは酸化し成分が変わっている可能性のあるサインです。
普段使いの日焼け止めがなかなか減らない!?
日焼け止めを1シーズンで使いきれないという方は、以下の3点を再確認してみて下さい。
- 使用量を守っていますか?少なすぎていないですか?
- 3~4時間に1度はぬり直していますか?
- 焼けやすい箇所に重ねぬりしていますか?
アウトドア用の大きなボトルなどでない限り、日焼け止めは1シーズンで使いきれる量となっています。使用開始日をパッケージに記入しておくのもおすすめのやり方です。
<まとめ>
日焼け止めは正しく塗ってこそ効果を発揮してくれます。
- 記載されている適量を守る。
- 顔は保湿してから塗る。
- 日焼け止めがしっかりなじんでからメイクをする。
- 3~4時間毎に塗り直す。
- 去年のものは使わない。
といったルールを守って、正しく使いましょう。
紫外線は有害だからと日陰で過ごすのではなく、紫外線を上手にブロックして、アクティヴにお過ごし下さい。