お猿さんもお風呂で至福の表情?

2000年代に入り、半身浴は美容意識の高い女性の多くが取り入れるようになりました。
美肌効果、温活効果、ダイエット効果が期待され大ブームとなり、すっかり定着。

しかし最近は昔ながらの全身浴の方が美容、健康上半身浴よりメリットがあるとして再度注目されているのです。

半身浴と全身浴、本当にいいのはどっち?半身浴と全身浴の違いや、それぞれのメリット、デメリットを効果的な入浴法も併せてお伝えします。

半身浴と全身浴、ダイエット効果が高いのは?

入浴で消費されるカロリーは?

入浴法で一番気になるのはダイエット効果でしょうか。
半身浴と全身浴、どっちが痩せるのでしょう?

実は答えはどっちも殆ど同じ、消費カロリーは変わらないのです。

『摂取カロリー・消費カロリ-大辞典』によれば

30代、体重55kgの女性が1時間、半身浴をしたとすると
55(体重)x0.0534(kcal)x60(分)x0.87(補正係数)=153kcal
となります。

30代、体重55kgの女性が1時間、入浴をしたとすると
55(体重)x0.0606(kcal)x60(分)x0.87(補正係数)=174kcal
となります。

半身浴は大量発汗しても、消費カロリーは全身浴より低いくらいなんですね。
ダイエット目的でお風呂の入り方を考えるのはあまり意味が無いと言えそうです。

半身浴にも全身浴にも、それぞれ美容健康上のメリットデメリットがありますので、どちらかにこだわらず、体調や目的に応じて上手に使い分けてみてはいかがでしょう。

半身浴と全身浴の違いとは?

ダイエット効果や美肌効果を期待できるのは半身浴それとも全身浴?

半身浴と全身浴はお風呂に浸かる体の部分が違うだけではありません。
半身浴と全身浴の一番の違いは体にかかる水圧です。

全身浴は首まで湯船に浸かるので血管を圧迫する水圧が高く、心臓に出入りする血液量も多くなり、短時間で血行が改善。

一方、半身浴は湯船に浸かっている部分が減る為、全身浴に比べると体にかかる水圧が低く、即効での血行改善効果は期待できないと言えます。

全身浴のやり方

お風呂を熱めのお湯に温度設定し、3分×3回の反復浴を実践中!

全身浴は熱めのお湯(40~42度くらい)に10分程度首まで浸かります。

水圧と浮力、温熱を全身で感じながら入浴の心地よさも味わえる入浴方法。
長湯は禁物で、暑い、もう出たいと思ったら我慢せずにすぐ出るのもポイント。

もし時間がある時は分割浴(反復浴)というやり方もおすすめです。

やり方は湯船に浸かるのと休憩を繰り返す方法で
【3分入浴→3分休憩→3分入浴→3分休憩→3分入浴】で合計9分程入浴します。

3分×2回の休憩タイムに体を洗う、シャンプー、スキンケア等を。10分間続けて浸かっているより、体への負担が軽減できるだけでなく、湯冷めしにくいメリットも。

いずれの方法であっても、全身浴は心臓への負担が大きい為、高齢者や心臓にに持病がある人、また体調がすぐれない、風邪を引いてる等、体力が低下している人には注意が必要です。

全身浴のメリットは

全身浴のメリットは

  • 入浴が短時間で済む
    全身浴は短時間で血流が改善し、新陳代謝が良くなります。

  • リラックス&ストレス解消
    浮力で筋肉の緊張がほぐれて、リラクゼーション効果が得られます。
    また半身浴では得にくい心地よさはストレス解消効果も◎。

  • 血流が短時間で改善
    高い水圧が血管を圧迫し、心臓への血流が増加する為、短時間で血行が良くなります。

  • 利尿効果
    温熱効果により、利尿ホルモンの産生が促進される為、利尿、老廃物質の排出がスムーズ。むくみ解消も期待できます。

  • 食欲抑制
    40度以上のお湯に浸かると食欲が抑制される為、食前に入浴すると、食欲が適度に抑えられて過食予防に効果的です。

  • マッサージ効果
    想像以上に水圧の負担は大きく、全身を湯船に漬けるだけでもマッサージ効果が得られます。女優の吉永小百合さんの美容方法が水泳と聞けば納得。

    水圧による美肌効果はかなり高いので、全身浴で首迄お湯に浸かるメリットは大きいと思われます。

全身浴のデメリット

全身浴のデメリットは

  • 疲労感
    高温で入浴する為、体力を消耗し、お風呂上がりに疲労感を感じやすいことがあります。

  • 心臓に負担がかかる
    高い水圧が血管を圧迫し、心臓への血流が増える為、心臓への負担が大きく、持病がある人にはオススメできない入浴方法です。

  • 湯冷めしやすい
    短時間で済ませる為、体を芯から温めるというわけにはいかず、湯冷めしやすくなります。

半身浴のやり方

スマホで泣ける映画を見ながら半身浴

半身浴は38~40度のぬるめのお湯におへその上、心臓の下あたり迄浸かり、30分~40分かけて汗を出す入浴法。

血液があたたまり全身をよく巡るようになるのに20分はかかる為、最低でも20分は浸かりましょう。もし上半身が寒い時は乾いたタオルを肩にかけたり、お風呂のフタを湯船に半分くらい被せると快適です。

半身浴のメリット

では半身浴のメリットとは?

  • 体の芯から温まる
    長時間浸かっていることで体の芯から温めることができます。湯冷めしにくく、冷え性改善も期待できます。

  • 下半身のむくみ解消
    下半身を十分にゆっくり温め、滞っている血流を改善していく為、むくみ解消に効果的です。

  • 質の良い睡眠
    半身浴でじっくり温まるとリラックスできますし、体温が下がってくる2~3時間後に眠気が生じ、寝付きが非常に良くなります。さらに、睡眠の質が向上し、熟睡できるようになる人が多いのも特徴です。

  • 体への負担が小さい
    水圧が上半身にかからない為、心臓や肺への負担が小さく、誰でも安心してできるのもメリットです。

半身浴のデメリット

では半身浴のデメリットとは

  • 入浴に時間がかかる
    湯船に最低でも20分浸かっているのはかなり長いと感じる人もいるでしょう。
    特にお湯から出ている部分が温かくなってくるのに時間がかかるのもデメリットです。

  • かなり脱水する
    大量の汗をかくと、気づかないうちに脱水に陥ることも。
    事前に水分補給しておく、水分をお風呂場に持ち込み補給するのもよいでしょう。
    尚、水分は冷たい飲み物ではなく、白湯や常温のお水がおすすめです。

半身浴と全身浴をどんな風に使い分ければいいの?

泡だらけのお風呂?に入浴中の赤ちゃん

結局、全身浴と半身浴はそれぞれにメリット、デメリットがありますので、目的に応じて使い分けるのが賢い入浴法と言えるでしょう。

リフレッシュしたい、時間がない、お風呂の浮力や「あったかーい!」を満喫したい時は『全身浴』を、リラックスしたい、体をじっくりあたためたい、よく眠りたい時は『半身浴』という感じで入り分けて試してみてはいかがでしょう。

管理人の場合は平日は全身浴、週末は半身浴、時間の余裕で分けています。

せっかちな管理人は半身浴で汗が出るのを待つのが苦手なもので(笑)、週末は汗かきを楽しめてます。

お風呂で習慣にするとよさそうなこと4つ

お風呂で歯磨きすると美肌になる?!

どうせなら入浴タイムも有効活用したいもの。
プラスの美容効果も期待できそうな、お風呂で習慣にしたいことをピックアップしてみました。

入浴剤で保湿

入浴はかなり肌を乾燥させる為、同時に保湿にも気を配ることが特に乾燥肌の方には重要です。無添加、塩素除去、高保湿等を条件にお好みで入浴剤をチョイスして。

お風呂上がりの肌がしっとり、ボディローションがいらない等の声が寄せられる人気の入浴剤もあります。発汗系もいいのですが、やはり美肌やスキンケアの観点から言うと保湿系がおすすめ。

>>>お風呂で保湿対策、乾燥肌の入浴剤の選び方についてもっと詳しく知りたい方はこちら

炭酸ガスの入浴剤

炭酸ガスの入浴剤は特に寒い季節におすすめ。炭酸ガスの血行促進効果で血流が改善し、温浴効果が高まって保温効果が持続します。

ただし、お肌に刺激があり、血行がかなり良くなる為、かゆみの原因となることも。
肌が弱い方、乾燥肌の方は注意が必要です。

歯磨き

お風呂で歯磨き?なんか行儀悪くない?と思うかもしれませんが、入浴中に歯磨きをすると美肌ホルモン成分「パロチン」の分泌が促進されます。

パロチンとはサラサラとしたキレイな唾液に多く含まれており、肌の新陳代謝を促進する成長ホルモン。リラックスした状態で歯磨きするとキレイな唾液がよく出る為、お風呂で歯磨きすると、パロチンの分泌も促進されるといわけです。

美肌やアンチエイジング効果を期待してお風呂で歯磨き済ませましょう。

体をほぐすストレッチ

体が温まった湯船の中で簡単なストレッチを行うと血流改善が促進され、疲労軽減効果も高まります。

よくお風呂上がりに体が柔らかくなった状態でのストレッチが推奨されますが、お風呂上がりはスキンケアや髪の毛を乾かす時間も必要ですし、ストイックさが必要なストレッチは面倒で意外に習慣になりにくいという声も多いのです。

ならば入浴中にストレッチをやってしまえば時間も有効活用できるというわけ。
寝付きも良くなり、おすすめです。

お風呂に入る時に注意したいこと7つ

NGなお風呂の入り方とは?

反対に入浴時には気をつけたい注意点をまとめましたので参考にして下さいね。

飲酒後の入浴は禁止

アルコール摂取時の入浴は思わぬ怪我や病気につながることがありますので、絶対に禁止です。

脱水症状に注意

自分でも想像以上に脱水することがありますので、半身浴や短時間高温全身浴をするなら入浴前にコップ1杯の水を飲む等水分補給をしておきましょう。

急に立ち上がらない

急に立ち上がることで脳貧血を起こすと転倒することがあります。
湯船から出る時はゆっくり立ち上がるようにして下さい。

ゴシゴシ洗わない

特に半身浴の後は皮膚が柔らかくなっているので、ゴシゴシ体を洗うと、皮膚を傷つけたり、乾燥を招く原因に。

お湯で流すだけでも殆どの汚れは落とせますので、間違ってもナイロンタオルで強く擦ったりせず、ボディソープを使うなら「手でなで洗い」くらいがおすすめです。

うたた寝しない

気持ちよくてうたた寝してしまう・・・そんな経験がある人は要注意。
顔が湯船に浸かる恐れがあるだけでなく、異常な程の血圧低下状態になっていると意識障害を起こ、最悪の場合溺死する可能性もあるそうです。(この事故で毎年1万人以上がお風呂で亡くなっています)

温度差に注意

脱衣場が寒い、浴室の床が冷えているといった温度差が血圧に悪影響を及ぼします。
寒い季節は浴室のドアを開けてシャワーを出し、脱衣場も温めておくなど、冷えない工夫が必要です。

保湿

お風呂から上がったらなるべく早く保湿して下さい。
入浴で肌の保湿成分が失われ、乾燥しやすい状態になっています。

洋服を着る前にボディローションを塗ったり、濡れた体に使えるオイルを利用したりして上手に保湿して下さいね。

<まとめ>

半身浴でじんわりかく汗の気持ちよさ、全身浴で湯船に浸かった瞬間の気持ちよさ、どちらも捨てがたい魅力がありますよね。

半身浴も全身浴、それぞれのメリット、デメリットを理解して上手に入り分けるのが美容賢者と言えそうです。

清潔の為だけでなく、アンチエイジングやリラックス&ストレス解消効果も意識して、毎日のバスタイムを楽しみたいですね。