止まらない大量の頭の汗に悩む女性

頭やうなじの汗が止まらず、周囲の目が気になって仕事や外出等の日常生活でお困りではありませんか?

頭部多汗症の原因は明確ではありませんが、大量の汗を少なくする対処法もあるのです。

そこでセルフケアや漢方薬、サプリメントなどで自分で頭の汗を止める方法や病院での治療法など、頭部多汗症の対応策をご紹介しますので参考にして下さい。

頭から大量の汗をかく原因

頭から汗が止まらない原因は?

頭から大量の汗をかく原因は、はっきりとは分かっていませんが、自律神経の乱れや汗腺の機能低下、体質、精神的な不安などが影響していると考えられています。

頭部多汗症~自律神経の乱れ

頭や顔、手など、体の一部分に大量に汗をかく症状を局所多汗症(きょくしょたかんしょう)と言います。このうち、頭やうなじに異常な程の汗をかくものが頭部多汗症(とうぶたかんしょう)です。

多汗症の主な原因は自律神経の乱れです。(自律神経は発汗を促す交感神経を司っています)

何らかの理由で自律神経が乱れて発汗を促進する交感神経の反応が強く出ることで、部分的に汗の量が増えると考えられます。また、多汗症は遺伝的要素も影響しています。

精神性発汗~緊張やストレス

頭部多汗症は、精神的発汗をともなうことがほとんど。

これは大量の汗をかくことによってまわりの目が気になり、緊張や不安・興奮などのストレスを感じることでさらに発汗がひどくなってしまうというものです。

ホットフラッシュ

40代女性の場合なら、更年期症状の一つであるホットフラッシュの可能性もあります。

ホットフラッシュは女性ホルモンであるエストロゲンの減少による、体温調節や発汗機能の低下、自律神経のバランスの乱れ等により、首から上に突然驚く程の発汗が起こる症状。

人によっては滝のような汗となり、顔や首筋から滴る程になることも。

ホットフラッシュであれば、時期がくればおさまりますが、汗が辛い場合、漢方薬やサプリメントを服用したり、婦人科や更年期外来の受診がお勧めです。

頭部多汗症以外の病気

甲状腺機能亢進になると、ホルモンの分泌異常が原因で、多汗症状が出ることがあります。また糖尿病が進行し、高血糖状態が継続すると、自律神経に影響を与える為、頭に汗をかくようになることがあります。

頭の汗にはこのような病気が原因の場合もあります。おさまらない場合は医療機関の受診をおすすめします。

頭の多汗症の症状と弊害

頭に大量の汗をにかくと、髪の毛が汗で濡れたり、汗が髪の毛をつたって顔にまでしたたり落ちたりします。更に頭部が蒸れて、臭いやかゆみの原因になることも。

頭の汗は人目につきやすく、髪の毛が濡れて目立つため、精神的な緊張や恥ずかしさから、さらに症状が悪化してしまいがち。

女性の場合はせっかくのヘアスタイルやメイクが崩れることが、更なる負担となってしまいます。

汗っかきとの違い

もともと、全身に汗をかきやすいという人もいます。しかし、頭の汗だけを大量にかく頭部多汗症と、単なる汗っかきは異なるものです。

見分け方のポイントは以下の通りです。

  • 暑くない時期でも、年間を通して汗をかく
  • 特に運動したわけではなく、黙っていても汗をかく
  • 頭部以外の汗の量は普通
  • 緊張やストレスで汗の量が増える

これらに当てはまるなら、頭部多汗症の可能性があると言えます。

自分で頭の汗を止める方法8つ

すごい頭の汗を止めるため扇風機で涼む女性

ひどい頭の汗を止めるために、自分でできる対策をご紹介します。

ハッカ油を利用する

ミントから抽出したハッカ油は、脳に涼しさを感じさせ、気分をリフレッシュさせてくるのでストレスや緊張感を和らげてくれる効果(精神性発汗を抑制する効果)が期待できます。

実際に体温を下げるわけではありませんが、精神を落ち着かせる作用と清涼感を実感できる方も多いはずです。

薬局やドラッグストアで簡単に手に入りますので、ハッカ油を利用したシャンプーや洗顔料、入浴剤などを日常生活に取り入れるてみてはいかがでしょうか。

半側発汗

「今すぐ汗を止めたい」というときに使えるのが、半側発汗という方法です。

体には圧迫するとその部分の汗が止まり、反対側から汗が出るという仕組みが備わっています。

頭の汗を抑えるには、胸の少し上を圧迫すると効果的です。強めに腕組みをしたり、脇の下を抑えたりすることで頭汗を抑えることができます。

半側発汗を簡単に行うための汗止め帯(汗止めバンド)も市販されています。

自律神経を整える

汗をコントロールしている自律神経を整えることで、かく汗の量を抑えることが可能です。

日頃から腹式呼吸を意識し、十分な睡眠やバランスのよい食生活を心がけ、ストレスをなくすことで自律神経は整っていきます。

参考⇒自律神経を整えるサプリ

ツボ押し

ツボ押しも頭汗に有効です。その場ですぐ対処できるうえ、心理的な安心感が交感神経を鎮める作用もあります。

頭の汗に効果的なツボは以下の通りです。

  • 人差し指と親指の間にある合谷(ごうこく)
  • 内くるぶしとアキレス腱の間にある復溜(ふくりゅう)
  • 手首の付け根の小指側にある陰郄(いんげき)
  • 手のひらの真ん中にある労宮(ろうきゅう)

漢方薬を利用する

即効性はないものの体全体の機能を改善する漢方薬も効果的です。

頭の汗を止めるのに有効な漢方薬としては以下が有名です。

精神的な発汗と考えられるケース

緊張を和らげ、気持ちを安定させる働きのある漢方薬が処方されます。

  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
  • 紫胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

肥満が原因の発汗と考えらるケース

肥満で体力もないことが原因で水分や熱が過剰になっている場合に、水分代謝を正常化する働きのある漢方薬が処方されます。

その他、症状に合わせて、桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)、玉屏風散(ぎょくへいふうさん)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、女神散(にょしんさん)等が処方されることもあるようです。

多汗専用サプリメントを飲んでみる

脇や手などであれば、制汗剤を塗る対応も可能ですが、頭部の場合、髪や頭皮、流れた時の顔への影響もあるので使いにくいのが実情です。

そこで気になる汗を内側からおさえるサプリメントを試してみるのも一つの対策。

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汗腺や体温調節機能を改善

汗腺や体温調節機能を改善することで発汗も改善する傾向が見られます。普段から軽い運動やお風呂で汗をかいたり、外に出て体を動かすことを意識して下さい。

軽い運動にはストレス解消の効果もありおすすめ。ウォーキングや水泳のような、少し息が弾む程度に自分のペースで行える運動を取り入れてみましょう。

血液が集まる部位を冷やす

手首や首のうしろ、脇など、血液が集まる部位を冷やすことで汗を止める効果があります。

市販の冷却シートのほか、ハンカチを濡らして当ててもいいでしょう。ハッカのアロマをスプレーするとさらに涼しさを感じられますので、持ち歩くのもおすすめです。

病院で行う頭部多汗症の治療方法

頭部多汗症の治療方法について説明する医者

頭部多汗症に関しては医学的にも確実に有効とされる治療はないとされていますが、日常生活に支障が出るほど頭の汗がすごい場合は、一度専門の医療機関を受診することをおすすめします。

何科へ行けばいい?

一般的には皮膚科、精神的な要素が強いと感じていれば診療内科、精神科が該当します。

多汗症専門外来、発汗異常外来など、多汗症を専門に診察している病院の外来もありますので、近くにないか探してみて下さい。

また、皮膚科で受診する場合も多汗症の治療を行っているかどうかを事前に電話で確かめることをおすすめします。

治療方法

頭部多汗症の場合、神経伝達物質に作用して発汗を抑制するプロパンテリン(プロバンサイン)が処方されたり、気持ちの不安を鎮める抗不安薬等が処方されることもあります。

また、ボツリヌス毒素局注療法といって、交感神経に働きかけ発汗を抑えるボツリヌス毒素を注射する治療方法を実施しているクリニックあります。

重症の原発性腋窩多汗症の場合は2012年11月末より保険適応可能となりましたが、頭部は保険適応外です。ただし、この改正以降、値下げした医療機関も多いようです。(約30000円~)

また、多汗症治療の効果は永久的ではなく、その期間や効果には個人差があり、脇の下でも効果持続期間は数ヶ月から半年です。

いずれにしろ、受診を希望する場合は、事前に電話やメールなどで具体的な治療内容や料金など確認することをおすすめします。

<まとめ>

頭部多汗症は現在のところ、その原因が明確ではありません。頭の汗を抑える対応策としては

  • 自分でできること(ハッカ油や漢方薬の利用、ツボ押し、半側発汗、サプリの服用など)を試してみる。
  • 専門外来など、頭部多汗症の治療に対応している医療機関を受診する。

などを試していくことになります。

気にしすぎることでも症状が悪化しがちですので、自分でさまざまな対策をしても、なかなか頭から汗が止まらない方は、1人で悩まずに早めの受診がおすすめです。

こちらの記事も参考に⇒ひどい顔の汗を抑える方法